札幌市出身の新進女優、羽柴なつみ(23)が注目を集めている。5月に週刊プレイボーイから発売されたファーストデジタル写真集が、いきなり公式サーバーをダウンさせるほどの人気に。SNSの総フォロワー数が100万人超えと、影響力の大きなインフルエンサーとしても話題沸騰中の新星に、地元北海道への愛や今後の目標を聞いた。【取材構成・小林憲治】

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5月24日に週刊プレイボーイから発売されたファーストデジタル写真集「きれいなお姉さんのリアル」は、発売開始と同時にアクセスが集中。公式サーバーをダウンさせてしまった。

羽柴 私が原因だと知って驚きました。スタッフさんとは、ある程度売れたらいいなくらいの感じで話していたので、まさかそんなに購入していただけるとは。

写真集の担当者によると、サーバーダウンは初めての事象で、過去最高(数字は非公開)の初月販売数も記録した。7月19日にはセカンドデジタル写真集「止まらない夏」も発売。これも人気コスプレイヤーのえなこ(27)らを抑え、同週刊誌が発売するデジタル写真集の販売数で月間1位を獲得した。

羽柴 私のファンの方って熱心な方が多いんです。インスタのカウントダウン機能を使って、発売日まであと何日、何時間って、紹介していたのですが、発売日になった瞬間に一斉にアクセスしてくれたようです。

SNSのフォロワー数は、TikTOkの70万人、インスタグラム20万人など合わせて100万人を超える。人気の秘密はフォロワーとの近さだ。

羽柴 私の投稿は飾っていないものが多いというか、ある意味適当というか。素をそのまま出しています。これすごいとか、おいしいとか、語彙(ごい)力大丈夫かっていうのが多くて。

今年からはYouTubeチャンネル「羽柴なつみのしばちゃんねる」を開設した。日本ハムのヒルマン元監督や田中幸雄元2軍監督らも登場している。

羽柴 北海道の情報はインスタなどでも発信していますが、これまで以上に魅力を伝えたいと思い始めました。日本ハムのレジェンドの方々にもご協力いただけて、本当に感謝しています。今後もいろんな動画を出していきたいと思っているので、ぜひご視聴ください。

大学進学を機に上京。インスタグラムを見たカメラマンから、オファーを受けフリーモデルの仕事を始めた。19年からは舞台を中心に本格的に女優活動をスタートさせた。

羽柴 現在は舞台をメインに出演させてもらっています。今後はドラマなどテレビ出演も増やしていきたいと思っています。そのためにも知名度を上げて、誰もが知っている女優になりたいですね。目標は二階堂ふみさん(26)のような、自分の世界観を表現できる女優です。

現在は東京を中心に活動しているが、生まれ育った北海道への思いも強い。

羽柴 東京でしかできないお仕事もありますが、北海道でのお仕事も増やしていきたいです。半々くらいでやれると最高ですね。北海道はまだまだ知らない魅力があふれています。北海道出身でも行く先々ほとんど知らないことばかりで(笑)。初めて知るからこそ、みんなにも知ってもらいたいと発信できているところもあると思います。今後もどんどん北海道の魅力を伝えていきたいですね。

◆羽柴なつみ(はしば・なつみ)1998年(平10)9月12日、札幌市生まれ。小学5年からダンスを始め、高校時代には全道3位の実績がある。小学生から陸上のクラブチームにも所属し、800メートルなどに出場した。大学進学を機に上京し、SNSの写真を見たカメラマンからオファーを受けフリーモデルとして活動。19年から舞台を中心に女優として本格的に活動を始めた。血液型A。164センチ。