歌手ジャスティン・ビーバー(27)が、大麻関連商品を扱う米企業「パームズ・プレミアム」とタイアップし、楽曲「ピーチズ」をイメージしたジョイント(紙巻たばこ状の大麻)を発売することが明らかになった。ビルボ-ドのヒットチャートで全米一に輝いた「ピーチズ」には、「カリフォルニアで大麻を手に入れた」という歌詞が出てくる。ロサンゼルスに本拠地を置くパームズ・プレミアムによると、タイアップ商品は1箱7本入りの高級ジョイントで、カスタムデザインのライターもついて1箱32ドルで販売されるという。売り上げの一部は、社会正義のための活動をする慈善団体に寄付される。嗜好(しこう)用大麻が合法化されているカリフォルニア州、ネバダ州、フロリダ州、マサチューセッツ州の4州でのみの限定販売となる。

パームズのファンだと語るビーバーは、「彼らは大麻をより親しみやすくし、特に大麻がメンタルヘルスに役立つと思っている多くの人々のために汚名を返上しようとしている」とコメントしている。

日本では所持、譲渡は禁じられているが、米国では約20の州で嗜好用大麻が合法化されている他、多くの州で医療用大麻の使用が認められている。ハリウッドでは近年、急成長する大麻ビジネスに参入するセレブが多く、歌手スヌープ・ドッグやジェイ・Z、俳優セス・ローゲンらも大麻ビジネスに関与している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)