サンリオは11日、オンラインで、初の公式社員Vチューバー「なつめれんげ」の誕生を発表した。

Vチューバーとは、バーチャルのCGキャラクターを通じて、YouTubeなどで動画配信を行う投稿者のこと。「なつめれんげ」は「サンリオ社員こそエンターテインメントであれ!」の思いから作られた。同社マーケティング本部バーチャル課所属の若手社員という設定で、“中の人”は、社員が担当する。公式YouTubeチャンネルやツイッター上でサンリオの魅力を発信していく。愛称は「めれんげ」。

パーカーの上にジャケットを着たラフな格好で登場したなつめれんげは「サンリオの魅力を多くの人に知ってもらいながら、サンリオのキャラクターがより輝くことを目指して活動して参ります。チャームポイントは3段のパンケーキです」とやや緊張気味にあいさつした。

学生時代に芸人や声優を目指していたが、諦めてサンリオに入社。「時代に合わせていろんな変化をしているサンリオに自分が入ったら、いろんなことができるんじゃないかなと思いまして。自分が学生時代に培ったことを生かして、Vチューバーを始めていろんな人にエンターテインメントを届けていけたら」と意気込んだ。「あっという間に、今こうして配信しているなって自分でもびっくりです」と心境を明かした。

趣味はパンケーキ作りで、特技はサンリオなぞかけ。「なつめれんげのデビューとかけまして、サンリオとときます。(その心は)どちらも不安(ファン)いっぱいです」と早速なぞかけを披露し「ちょっと決まっちゃったな」とドや顔をみせた。

目標チャンネル登録者数は10万人という。同社キャラクター、ハローキティの公式YouTubeチャンネルの登録者数は、30万人超。「僕はお笑いが好きで、芸人を目指していたので、キティちゃんと共演できるのであれば、僕の書いたネタで、サンリオ漫才ができたら。チャンネル登録者数の増やし方は聞きたい」とコラボをイメージした。

今後は、社内の紹介や、キャラクターとのコラボなどを展開していく。初回の配信は15日に予定されている。