お笑いコンビ、Aマッソが3日、東京・草月ホールで、1日に始まった単独ライブ「ずいぶんじゃねぇか、なぁスニッツ!」の最終公演を迎えた。

昨年の女芸人No・1決定戦「THE W」をきっかけに大きく飛躍し、チケットは即完売。新規ファンも多く詰めかける中、代名詞の映像漫才やコント、漫才、アニメーションなどを披露。Aマッソらしい唯一無二の世界観で、会場を多くの笑いで包み込んだ。

最終公演のみ、配信が入ったことから、エンディングで加納(32)は「配信が入って、初めてのところでかんだな」と村上(33)がセリフをかんだシーンを悔しそうに振り返った。

単独ライブ開催に際して、親交の深い後輩・フワちゃんから、「『最終日以外は村上がセリフミスる』に100万円ベット」と記された風船が贈られていたことを念頭に、村上は「最終公演もかみましたー村上なめないでくださいー」と開き直って笑わせた。

加納は「とにかくオープニングとエンディングが気に入っていて、曲が出たときにちょっと勝利を確信した」と単独ライブのために作られた楽曲を自賛。一方で、自分たちの歌声については「音痴やね~」と口をそろえた。スタッフからは「逆にいい」と言われ、音程調整をしてもらえなかったといい、加納は「いじれや、今の機械でいけるやろ!」。村上も「うまい方が気持ちええやろ!」とつっこんだ。

単独ライブのたびに曲を作ってもらっているといい加納は「実際アルバムだせる。サブスク(リプション)とかで、Aマッソの曲みたいなのを、キレイに直して、うそみたいにうまいのを出したいなって(笑い)」と野望を明かした。

ネタ作成者で演出も務めた加納が「今回はちょっと村上ががんばった」と相方を評価すると、会場から大きな拍手がわいた。体を張って盛り上げた村上は「がんばったよ。打撲80(箇所)」と明かして笑いを誘い、「ありがとうございました」と感謝した。

同公演の配信チケットは10日深夜11時59分まで視聴することができる。