22年配信予定の配信番組「仮面ライダーBLACK SUN」で、西島秀俊(50)が仮面ライダーBLACK SUN(ブラックサン)こと南光太郎、中村倫也(34)がライバルの仮面ライダーSHADOWMOON(シャドームーン)こと秋月信彦役を演じ、ダブル主演することが21日、公式サイトで発表された。同作は、1987年(昭62)にテレビ朝日系で放送された「仮面ライダーBLACK」を白石和彌監督(46)がリメークする。

西島は「子供の時に仮面ライダーストロンガーとか再放送でV3、1、2号を見ていたと思う。自分にとってはヒーローの原型というか心の中にあるヒーロー像が仮面ライダーなので、演じることが出来ることが、本当にうれしかった。子供だけじゃなくて大人も見ていて熱狂するような素晴らしいシリーズ。もともと、参加したいというのが、ずっとあった。自分にとってベストの形で仮面ライダーの役のお話を頂いた」と出演への思いを語った。その上で「これまでのライダーを踏襲した子どもたちの、本当の心の中のヒーローになるようにしたい。どういう心で人が生きているかを丁寧に演じたい」と抱負を語った。

一方、中村は「そもそも自分の俳優人生の中で、仮面ライダーをやることなんてないんだなと思っていたので、お声がけいただいて、おっかなビックリですね。小さい頃、仮面ライダーRXをリアルタイムで見ていた記憶がある世代。写真を見ると、BLACKのポーズで写真を撮っている自分がいて、おぼろげな記憶ですけど、残っている。今回も格好いいコスチュームを用意してもらいまして、頑張りたい」と笑みを浮かべた。

白石監督とのタッグについて、西島は「白石監督は、常に社会にインパクトを与える作品を作られていて。映画が社会に与える影響というものを常に意識して撮られている方だと思う。仮面ライダーだから描ける物語なんだけど、同時に本当の人間ドラマを…大きな挑戦だと思います。白石さんと初めて会って話した時、仮面ライダーというものに対する思い、参加できる喜びを感じました」と語った。中村も「シリアスな部分…人間の持っている何とも言えない光と影の化学反応を丁寧に撮っていくんだろうなと予測しています」と意欲を見せた。

西島は「1、2号、憧れた変身シーンがあって、新しい1ページに参加できる喜びが大きく伝わってきた」と改めて出演への喜びと意気込みを口にした。