UXの夕方の情報番組「スーパーJ にいがた」(月~金曜、午後4時45分~午後7時。県内ニュースは午後6時15分から)の新キャスターに、入社2年目の小池れいあアナウンサーが就任する。石橋里紗アナの後任で、新年1月4日の放送から登場。スタジオにとどまらず、現場にも多く足を運ぶフィールドキャスターとして新潟の情報を届けていく。

緊張と自分への期待。「責任があるお仕事。身が引き締まる思いです」。小池アナは温和な雰囲気の奥に決意を忍ばせた。メインの岡拓哉アナとともにスタジオから伝えるだけでなく、フィールドキャスターとして現場に出る。“デビュー”に備え、ニュースのチェック、原稿構成の勉強など準備を重ねる毎日。「一般的な見方を伝えるだけでなく、自分自身の視点も磨かないと」と意識を高めている。

「スーパーJ にいがた」では一昨年は2日間、昨年も5日間、石橋アナの代役を務めた。「自分の中でストンと落ちるものがあったんです」。アナウンサーとして土台にあるのは「人を笑顔にしたい」という思い。生活情報などを伝える時は人の役に立てている実感があった。一方、事件や事故も報じるニュース番組はどこか縁遠く感じていた。

「でも、悲しい出来事などを伝えることで視聴者の方々が世の中の問題を知り、気をつけよう、考えよう、と感じてもらえれば。それが結果的に笑顔につながると思う」。ニュースの深さと、それを受け止める自分に気がついた。

大学卒業後の1年間、地元山梨のケーブルテレビに勤務。地域の身近な話題を1人で取材、撮影、編集をした。息遣いを感じ、ぬくもりを大切にする姿勢はニュースを伝える立場になっても変わらない。一昨年のコロナ禍に新潟にやってきたため、まだ知らない場所はたくさんある。「もっと新潟の街や人と接したいです」と笑顔をみせた。【斎藤慎一郎】

◆小池(こいけ)れいあ 3月16日生まれ、山梨県出身。甲府東高から山梨県立大。大学ではサークルでフットサルを経験した。ケーブルテレビ勤務時代はJ2甲府、Wリーグ山梨などの取材も担当。趣味は語学学習。名前の由来は「北斗の拳」のキャラクター「レイア」から。157センチ。血液型B。