NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の20日に放送された第56話の平均世帯視聴率が17・2%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第39話の17・9%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、錠一郎(オダギリジョー)がるい(深津絵里)に岡山での定一(世良公則)との経緯を語る。定一は戦災孤児だった錠一郎を喫茶店の雑用に引き入れ、錠一郎はバンドマンからトランペットを習い、巡業にもついていくようになった。錠一郎の名前の一部も定一からもらったものだった。しかし錠一郎がセッションで大阪に来ていたとき、定一が死んだことが明かされた。

錠一郎はるいより一足先にクリスマスイブでの銀座でのデビューコンサートへ向けて上京した。アルバム作りをするために芸能事務所の社長・笹川光臣(佐川満男)の自宅に居候することになった。社長令嬢・笹川奈々(佐々木希)も手伝う。レコーディングを続ける錠一郎だったが、トランペットの音がうまく出せなくなる。体に異変が起こったようだった。