女優の南沙良(19)が、山田孝之(38)の監督映画「沙良ちゃんの休日」(5月6日公開)で自身の役で主演することが10日、分かった。

同作は山田らが発起人となり、「変化」をテーマに、短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開するプロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」の第3弾ラインアップの1作品。

南はオファーを受けた際の心境について「昨年、山田さんが監督された映画『ゾッキ』に出演させていただき、ご一緒させていただくのは今回で2度目でしたが、またご一緒できたらと思っていたのでとてもうれしかったです」とコメント。自分自身を演じることについて「作品名だけ聞いた時は、頭の中が『?』マークで埋まりました。。!」と素直な思いも明かしたが、沖縄での撮影を終え「“南沙良”として撮影に臨んだのでなんだか不思議な感覚でしたが、とても楽しい撮影でした」と振り返った。

山田の監督ぶりについては「お会いする度に、なんだか背筋が伸びる気持ちになります。丁寧に説明していただき、お芝居をしやすい環境を作ってくださるので、とても感謝しています」と明かした。山田は「与えられたのは自由な表現の時間。5分~15分の短い時間の意味は、強さも弱さも全てを含めた己との戦いから始まる。既に100で恐れているから未来は明るい」と、独特の世界観でコメントしている。

山田が、Season2で俳優として出演した「The Little Star」で監督を務めた紀里谷和明も出演する。

同プロジェクトは、年齢や性別、職業、メジャーとインディーズの垣根を越え、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督作品を製作。Season3の新たな監督陣として、山田の他に、渡辺大知、野崎浩貴氏、村岡哲至の参加が発表されている。