生田斗真(37)が主演を務める舞台「てなもんや三文オペラ」(6月8日初日、東京・PARCO劇場など)の宮城公演(7月4・5日)が、3月に起きた東北地方の地震被害の影響で中止となった。1日、生田がインスタグラムで発表した。

生田は「3月16日に発生した地震により東京エレクトロンホール宮城が地震被害調査のためしばらく休館することになりました。その為、予定しておりました『てなもんや三文オペラ』宮城公演 7月4日、7月5日の公演が中止となってしまいました」と報告した。

その上で「他の場所で代替公演ができないか検討していただきましたが残念ながら叶わず、今回の決断に至りました。楽しみにしていた皆さん本当にごめんなさい。いつか必ずリベンジさせてください」とつづった。

作品は1928年(昭3)に独劇作家ベルトルト・ブレヒトが上演した差別と貧困、資本主義社会を痛烈に批判した名作音楽劇「三文オペラ」が原作。

鄭義信氏が作・演出を手掛け、50年代の大阪を舞台に、戦後をたくましく生き抜いてきた当時の人間模様を生々しく描く。盗賊団のボスの主人公、マックを演じる生田は、関西弁での演技に初挑戦する。「初のPARCO劇場。気合十分です。歌唱シーンもたくさん登場しますし、たくさん稽古して、楽しい舞台になれば」と意気込んだ。