NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の7日に放送された第111話の平均世帯視聴率が19・0%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第96話の19・5%だった。

【カムカム】3世代ヒロイン年表はこちら>>

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、岡山の偕行社で行われた「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」にひなた(川栄李奈)はアニー(森山良子)を背負って連れてくる。るいは「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」を歌う。トランペットは、トミー(早乙女太一)がササプロで録った昔の錠一郎(オダギリジョー)の音源を妻・奈々(佐々木希)に探してもらったことを明かす。ピアノは錠一郎が弾く。そのとき、アニーが会場に来る。るいは驚き、一瞬、歌うのをやめたが、万感の思いで歌いきる。その後、るいはアニー=母・安子を抱きしめる。そして「I love you」と言う。フェスティバルは大盛り上がりの中で終演を迎える。錠一郎は「るいを産んでくれてありがとうございます」とアニーに話す。桃太郎(青木柚)もあいさつし、ひなたとるいは聖夜の奇跡を喜ぶ。アニーと一家で語り合い、娘と母のわだかまりは消えていった。

年が明けて映画「サムライ・ベースボール」が公開され、大ヒットした。再び来日したアニーは雉間勇(目黒祐樹)に会う。そして米国での生活を振り返る。ロバート(村雨辰剛)とその家族が支えてくれていた。アニー・ヒラカワは名字は英語講座の平川講師からもらい、アニーは勇が子どものころに呼んでいた「あんこ(安子)」に由来したものだったことを明かす。