昨年12月に急逝した女優神田沙也加さんとユニット「ALICes」を組んでいたアニソン歌手黒崎真音(34)が21日、インスタグラムを更新し、沙也加さんが“コンダクター(指揮者)”としてプロデュースに携わったアパレルブランド「Maison de FLEUR Petite Robe canone(メゾンドフルールプチローブカノン)」のモデルを務めたことを報告。沙也加さんと最後に会った日に交わした会話の内容も明かした。

黒崎は「さやがコンダクターを努めていたブランドcanoneのモデルをやらせていただきました」と、同ブランドのアイテムを身に着けた写真を複数アップ。「ひとつ彼女との思い出が増えました 嬉しいです さやのお洋服にはいつも物語が添えられていて その世界観は唯一無二のものでした さやの愛した作品たちです たくさんの方に届きますように」と願った。

また、ストーリーズでは「さやと最後に会った日 まだ表舞台に出られないわたしに『歌が歌えないならcanoneのモデルをやらない?』と言ってくれました。薬の副作用などもあって体重の管理が難しくなってしまったし モデルなんてわたしには出来ないよ、と伝えたら 全然大丈夫って あの子は真剣だった」と、昨年9月の配信ライブ中に倒れて救急搬送され、硬膜外血腫の手術を受けて療養していた当時に沙也加さんと交わした会話を回想。「あの朝を鮮明に覚えてる 思い出しながら撮影に参加させていただきました たくさんの方に、さやの想いが届きますように」とつづった。

同ブランドはこれまでに、沙也加さんが今年の秋のシリーズまでのデザインを生前に準備していたとしており、「『秋楽章』をもって、ブランドを終演とさせていただくこととなりました」と発表している。