お笑いコンビ、野生爆弾のくっきー!(46)ロッシー(47)、銀シャリの鰻和弘(38)、とろサーモンの村田秀亮(42)が27日、都内で兵庫県養父(やぶ)市と連携した地方創生型メタバース「バーチャルやぶ」オープニングイベントに出席した。

養父市は兵庫県北部に位置する人口2万2千人の町で、「バーチャルやぶ」は専用ゴーグルを使用するか、パソコンに専用アプリをダウンロードすれば誰でも利用することができる。

実際の養父市で、かつて日本一のスズ鉱山として栄えた明延鉱山の坑道跡をバーチャル世界で見学したり、吉本興業所属のタレントとコラボした採掘ゲームを楽しんだりすることができる。バーチャル世界で町をPRして実際の訪問にもつなげることが狙いで、イベントには広瀬栄養父市長も3Dアバターで出席。バーチャル鏡開きも行った。

ゴーグルをつけて体験した、くっきーは「どこを見てもリアルでしたね。これに匂いとか風とか手触りとかが加わったら、もうこれでいいですね。バーチャル市長とスナックに行ってデュエットしたい」と笑わせた。

それぞれのやってみたいことについても語り、ロッシーは「VRキャンプとかもいいですね」と提案。仮想空間のアバターには寿命がないことから、鰻は「子どもをたくさんつくって村を作りたいですね。あとは昔活躍したレジェンド漫才師に会えるとかもいい」と夢を語った。

「バーチャルやぶ」では養父市役所を訪れることもでき、デジタル住民票も交付している。広瀬市長は「バーチャル上での100万人都市を目指したい。豊かな自然文化に接してもらうことができ、市民とも交流できる。多くの方にお越し頂き、実際に1回行ってみようか、という気持ちになってほしい」と語った。