Hey!Say!JUMP中島裕翔(28)と女優吉川愛(22)が30日、都内で来月14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の制作発表に出席した。

主演の中島は教師役に初挑戦、初共演となるヒロイン役の吉川と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。

同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。第1章では青春と純愛とサスペンスを描く。高校を舞台に中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

中島は「正樹は兄とずっと比較されてコンプレックスを抱いて生きていて、その反動でどうしたら人に好かれるか考えている実はダークな男。初めての役どころですね。音楽教師でピアノを弾くシーンがありますが、ゼロからのスタート。難しいですが、やりがいがあります。単純な禁断の恋だけじゃなく、セカンドパートナーという概念も出てくる。令和ならではのドラマ」。吉川は、自身の役柄について「本当はピュアな女の子だけど、闇のある子」と説明した。

中島はピアノの生演奏を披露して「手がブルブル。よかった、皆さんに見えなくて」。吉川は「ドラマの時よりうまくなっていてビックリした」と笑った。

初共演の吉川について、中島は「最初はもの静かで凜(りん)としていて、あどけなさもあると思っていたけど、笑うとガハハ。純愛ドロドロですが、現場は笑いが絶えない。癒やされています」。

吉川は「中島さんがいると盛り上げてくれるし、まとめてくれる。クールなイメージでしたが、こんなにしゃべってくれるんだという感じでした」と笑顔を見せた。

中島は「前半は青春、サスペンスもある。後半はボクが妻帯者になって、二重の壁っていうんですが、5年の月日を演じる作業が難しかった。元々ダークな男なんですが、5年後はよりダークになっています」。

吉川は「私はあまり変えていません。人間、5年たっても中身はそんなに変わらないと思うので」と話した。

主演のプレッシャーについて、中島は「メチャクチャありますよ。それは自分がやったことのない役にチャレンジできる機会をいただいたからなので、それを押しのけて、チーム一丸となってやっていきます」。吉川は「そんなプレッシャーを感じているようには感じない。ドッシリしていますよ」。中島は「吉川さんの方がドッシリしている。支えられています」と笑った。

主題歌はHey!Say!JUMPの新曲「Fate or Destiny」。中島は「メチャクチャこだわりました」。吉川は「普段、俳優の中島さんしか見ていないので、ジャニーズなんですね。新鮮です」と話した。