今年3月から米国に留学中のジャニーズJr.内グループTravis Japanが日本時間13日、同国の人気オーディション番組「America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント=AGT)」に出演し、話題となっている。

7人でステージに登場してあいさつすると、観客から大歓声を受けた。英語の得意な川島如恵留(27)が審査員の音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルからの質問を受け「僕たちの夢は、世界一のスターになることです」と答えた。「ここから始まります。ここから起こります。『AGT!』」と宣言し、拍手を浴びた。

その後、オリジナル曲「夢のHollywood」を英語詞バージョンでパフォーマンス。アカペラも交え、アクロバットも披露。持ち前のダンス力と歌唱力を見せつけた。会場を熱狂させ、観客も審査員も総立ちとなった。

審査員からは絶賛の嵐だった。モデルのハイディ・クルムは「ブロードウェイを見ているみたいだった。スーパーエンターテインメントね」と身ぶり手ぶりを交えて熱弁。女優のソフィア・ベルガラも「ラスベガスにいる気分だった。とても気に入ったわ」と褒めちぎった。

時に出演者に対する辛口な評価でも知られるサイモンも、「すばらしかったし、おもしろかった。人間性もすばらしい」と称賛。「人々が話したくなるようなエナジーがある。私は観客の声を聞く。そして観客は君たちのことが大好きだ!」と言うと、再び大歓声が起こった。メンバーたちは笑顔で手を振って応え、投げキスをしたり、頭を下げたりした。

ハイディ、ソフィアからは合格を表す「YES」が与えられた。続くサイモンは、後ろを振り返って客席を見た。観客は再び総立ちになり、大歓声が巻き起こった。サイモンが「3000人の『YES』だ!」と叫んでサムアップすると、メンバー7人は両手を挙げ、飛び跳ねて歓喜した。退場しながら川島は“バック転土下座”を披露して感謝を表現した。

「AGT」は06年にスタートした人気オーディション番組。今回Travis Japanが出演したのは予選のオーディションで、毎年準決勝や決勝などを経て優勝者が決まる。過去には13年にダンサーの蛯名健一氏が優勝したことも。19年にはお笑いタレントのゆりやんレトリィバァも出演した。

サイモンは07年から放送されている同番組英国版の「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」でも審査員を務めている。「BGT」は歌手スーザン・ボイルらを輩出したことでも知られる。