夫を亡くした後の休養から約7週間ぶりに仕事復帰していた漫才師ハイヒール・リンゴ(60)は6日、読売テレビ「あさパラS」に続き、MBSラジオ「ますます!ハイヒール」(土曜午後1時)にも生出演。夫の葬儀までは記憶があったが「葬儀から1週間、記憶がなかった」などと、休養中を振り返った。

冒頭、相方モモコ(58)とあいさつ。リンゴは「みなさん、ありがとうございます。(復帰を)待っててくださって。満中陰明けまでっていうことで」と、四十九日が明けるまで喪に服していたことを、自分の口から伝えた。

リンゴは、6月13日に夫の元ラジオ大阪プロデューサー美村篤洋さんを亡くし、休養していたが、この間、モモコも詳細に触れておらず、リンゴは「ラジオやから」と心許す感じでリスナーに心境を伝えた。

1カ月半以上の休養に、リンゴは「普通、会社の忌引とかやったら1週間とかやんか。それが、会社(吉本興業)の方から(提案を)していただいて、ちょっと休ませてもらって」と周囲の気遣いに感謝した。

ただ「やっぱし、まだちょっと、美村さんの話ようせんねん」と口にすると、モモコも「せんでええよ」などと、明るい空気のまま番組は進行した。

のせられて、リンゴは「私、お葬式まで記憶あんねんやんか」と口にしたが、唐突に「モモコ、髪切った? 暑いから(髪を)くくってんのか、おもてたわ」。相方にちゃちゃを入れながら、話を進めた。

リンゴによると、葬式までの記憶はあるが「お葬式から(後)1週間ぐらい、記憶ないねん。なんか、しゃべってたみたいやけど」と吐露。夫の長男が喪主を務めた家族葬では、花が大量に届き、弔電も多数受け取ったという。

葬儀をめぐっては、自分にも厳しいリンゴは、祝電や弔電にあたっての「あらためてのお願いごと」を確認したとも明かした。

「難しい名前にはルビを振るの大事やって、すごい思った。もうひとつ、関係性を書いといてほしいねん。そこそこの年齢だと、肩書ないから、ゴルフ仲間とか、元の会社の同僚とか。書いといてくれると助かるなって思った」などと、訴えていた。