寺西優真(28)が27日、東京・MOVIX亀有で行われた主演映画「劇場版 人生いろいろ」(寺西一浩監督)舞台あいさつで「驚くことに監督は3日で撮り終えたんです」とコロナ禍を乗り越えた“超高速撮影”だったと明かした。

「劇場版 人生いろいろ」は、21年7月期にTOKYO MXで放送の連続ドラマ「寺西一浩ドラマ~人生いろいろ~」を映画化。100年続く老舗和菓子屋を継いだ、寺西優演じる5人兄弟の三男龍太郎が、さまざまな出来事に翻弄(ほんろう)されながらも店を切り盛りしていく物語。ドラマ版でナレーターを務めていた北山たけしが、「寺西優真 feat. 北山たけし」として主題歌「月曜日、けやきの下で」を担当し、ダンススタジオ主宰者・斎藤役で銀幕デビューを果たした。

寺西優は「映画のエピソードを忘れるくらいハードなスケジュールでした。この作品は、コロナの感染が恐らく一番ひどい時期に撮影したので、スタッフや出演者の感染対策も大変でした」と振り返った。また、劇中に登場する和菓子を作る工程にも「驚きました。味や見た目で人を感動させたり、長く愛されるにはやはり理由があって、長い時間をかけて、深みがある味にするために技が必要であることも知りました」と語った。その上で「僕も深みのある人間になれるように、頑張って歌や芝居の技を磨きたいと作品を通じて思いました」と熱っぽく語った。

優子役の長谷直美(66)は「イケメンの5人兄弟の肝っ玉母さんを演じました。母親思いの息子たちで、本当にこんな息子がいたらどんなに楽しい人生かと考えながら演じました。コロナ禍ですが、せひ映画館で見てほしい作品です」とアピールした。

浩之役の北乃颯希(27)は「今まで寺西優真君とはドラマで先生と生徒として共演してましたが、今回、兄弟役ということで照れました。でも、良い作品になってよかったです」と笑みを浮かべた。