俳優櫻井圭佑(26)が、初めて監督を務める「君に幸あれよ」が、来年2月に東京・渋谷ユーロスペースで公開されることが30日、明らかになった。

この日最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、主人公暢子が勤めた銀座のレストランで、キッチン補助の玉島雅弘役を演じ、写真家としての顔も持つ櫻井が、初めて映画の監督と脚本を担当。昨年から主演の小橋川建や高橋雄祐と企画を立案。撮影時は全キャスト、スタッフがオール20代で制作されたという。

櫻井は「この映画にはスタートから現在に至るまで『奇跡』が連続しています。長編映画を撮ろうと話が上がった2日後には脚本を上げ、その後瞬く間に人が集まり、2週間後にはクランクイン。この映画を撮らなければならないという、一種の強迫観念のようなものすら感じながら仲間とともに走り抜けました」と振り返った。

さらに「U30の仲間たちとともに、0から最上級の熱量を持って制作してきました。この映画をどこかの誰か、ひとりの心に確実に届けられるよう、公開まで全力で駆け抜けていきます」とコメントしている。