ニッポン放送のレジェンドアナウンサー、高嶋ひでたけ(80)上柳昌彦(65)松本秀夫(61)が結成したユニット「G3s(じーさんズ)」が、10日にシングル「絶体絶命のエレジー」を配信リリースしてデビューした。来月11日に東京・亀戸文化センターで開くトークライブショー「らじお de Show」の第2弾へ向けて、新たな振り付けの特訓を行っている。

今年6月の第1弾の「らじお de Show」ではトークと、前立腺肥大で尿意に迫られる中年男性の悲哀をコミカルに歌い上げる「絶体-」を披露。第2弾では互いの無礼講インタビュー、質問タイム、朗読劇「蜘蛛(くも)の糸」を演じる。そして「絶対-」を華麗なる振り付けで歌う。3人とも「今回は歌って踊る3人組ですから“ポスト少年隊”は任せてください。合計206歳のじいさんだけどね」と笑う。

クールで、少年隊で言えば東山紀之風の上柳アナは12日に入院、下垂体腺腫の手術をする。「早期発見ですから、入院してしっかり養生して、11月11日に元気にステージを務めます」。真面目に意気込みながらも、なぜかクスリと笑えてしまう植草克秀風の松本アナは、来週17~20日の「上柳昌彦 あさぼらけ」(月曜午前5時、火~金曜午前4時30分)で上柳アナの“代打”を務める。「上柳さんの代わりが務まるかはともかく、一生懸命頑張ります。前回のステージでの歌では爆笑されましたが、今回は共感を呼びたい」と話している。

最年長の高嶋アナは、ジャニーズ史上ナンバーダンサーの呼び声もある錦織一清の役回りとなる。「上ちゃんと松ちゃんは、レッスンして普通にうまく出来るようになったけど、僕は盆踊りしかやったことのない世代だからね。踊りはディスコでフィーバーしていた世代の2人に任せます」と笑っている。

人生100年時代、現役まっしぐらの3人だ。高嶋アナは「今はそんなに責任がないから、しゃべっていても本当に楽しい。もうちょっと仕事を頑張ります」。上柳アナは「コロナ禍で人前で話す機会が減っている中で、また声をかけていただいた。体調を整えて頑張ります」。松本アナは「本業の野球実況もクライマックスシリーズ、日本シリーズと佳境に入って充実しています。今年は釣り対決で大魔神(元横浜佐々木主浩投手)に負けまくったので、歌で頑張ります。目標は『ミュージックステーション』に出演して、タモリさんの前で歌うことです」と話している。

高嶋アナは1965年(昭40)にニッポン放送入社。90年(平2)フリーになり、今も「高嶋ひでたけのオールナイトニッポン月イチ」「高嶋ひでたけ元気の現場」パーソナリティーを務める。上柳アナは81年入社。17年の定年後も系列の制作会社に籍を置き、現在は平日朝の「上柳昌彦 あさぼらけ」を担当。松本アナは「ショウアップナイター」実況が1000試合超のスペシャリスト。17年に早期退職後も契約アナとして活躍している。