俳優柴田恭兵(71)が26日、都内でWOWOW「連続ドラマW 両刃の斧」(11月13日午後10時放送・配信開始)の完成報告会に出席した。柴田がドラマのイベントでメディアの前に登場したのは16年9月以来、約6年ぶり。

大門剛明氏の小説を原作に、ダブル主演となる元刑事役の柴田と、現役刑事役の井浦新が、15年前に迷宮入りした事件をきっかけに動き、真相へと迫る物語。柴田は2人の娘を亡くす役柄で、撮影時に思いをはせ涙をこらえる場面も。「実は(撮影中の)約3カ月間、ずっと“オン”でした。こんな作品は今までなかった」と明かし「夜中に(台本を)見直す時に前後の関係を考えて何度も本当に泣きました。魂をぎゅっとつかまれて、ずっとこのぎゅっとしたものを大事にして頑張ろうと思いました。みんなが僕に力をくれて何とかできたシーンもあった。まあぜひ見ていただきたいなと思います」。

井浦は尊敬する柴田との共演に「断る理由はなかった」。撮影時に柴田が焼きそばやギョーザを差し入れたエピソードを披露した。柴田からは「初日に井浦君と芝居をして、本当に僕が思っていた刑事だと感じました。これで一気に走り抜けられそうだと確信しました」と声をかけられ、笑顔を浮かべていた。森義隆監督、風吹ジュンも登壇。