女優井上真央(35)が7日、都内で、主演を務めるTBS系連続ドラマ「100万回言えばよかった」(13日スタート、金曜午後10時)の制作発表会見に、佐藤健(33)松山ケンイチ(37)とともに出席した。

同作は、運命だと思っていた相手を不可解な事件で突然なくした主人公・相馬悠依(井上)と、幽霊になった鳥野直木(佐藤)、唯一幽霊を認識できる刑事の魚住譲(松山)を中心としたオリジナルファンタジーラブストーリー。

同局系連ドラでの主演は「花より男子2」(花男)以来16年ぶり。井上は「自分の中にある女の子の部分、ピュアな部分を引っ張り出している。見えない恋人とのラブストーリー初めて面白さも難しさも感じている」。

井上は放送スタート直前の9日に、36歳の誕生日を迎える。今年の目標を問われ、「私うさぎ年なので、年女で…『だから何?』っていう話なんですけど、『今年の力を全てこのドラマに』って思っています。全ての力を3月まで出し切って、あとはどうしよう…。健康で乗り切りたい。3月以降はうさぎのようにのんびり穏やかに過ごしていきたい」と力を込めた。

井上と初共演となる佐藤は「井上さんに関しては全然つかめてない。根明なのか根暗なのかわからない。朝一の時だけめちゃくちゃ元気にあいさつしてくれる。その後話しかけても『…うん…』みたいな…」と反応が薄いことを明かして笑わせた。井上は「朝だけ頑張れば、みんな安心してくれるかなって(笑い)。(佐藤に)笑ってもらいたいし、距離も詰めていきたいし、彼氏の役なので、かわいいなって思ってもらいたいから、一生懸命近くであいさつしたり、時には洋服を選んでもらったりする」と話した。

劇中、佐藤と井上の間を取り持つような役どころを演じる松山は、「この2人の間に入って伝える通訳みたいな感じですね。ずっとこの2人のドラマを一番近くで見ている。誰よりも感情移入してしまうし、悩んでしまう。当事者じゃないけど、悠依の言葉がずしんと胸に響いているような感じで演技させてもらっている」と話した。