ロザン宇治原史規(47)が30日、MBSテレビ情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分、関西ローカル)の火曜レギュラーコメンテーターとして出演。衆院補欠選挙の東京15区で、政治団体「つばさの党」の候補者ら3人が、ほかの候補者の街頭演説を妨害した疑いで警察から警告を受けたことに関して言及した。

宇治原は「選挙に限らず最近いろんなところで散見されますが、どういうことをすれば違反になるのか、逮捕されるかみたいなところの隙をつくと、ネットやSNSなどで稼げてしまうというのが横行している」と指摘。

「閲覧数を稼いだり、お金を稼いだりできてしまうという仕組みがあって、そうした隙をつく人間をもてはやすような層も一部いたりするわけで。法律も追いついていない」と続けた。

その上で「(世の中の隙を突く行為は)全然ダメだと思います。倫理的な教育や法律をどういうふうに作っていくか。今のSNSとかプラットフォーマーをどうやって取り締まっていくか。今回のような行為が、言論の自由や選挙活動の自由としてまかり通ってしまうのであれば、何かしら法律的に規制してシステムを作り変えないといけないと思う」と述べた。

宇治原は、政治家が何も主張できなくなるようなことは「民主主義の根幹を揺るがすことだから絶対にダメ」としつつも、「選挙期間中の、候補者はもちろん、応援も含めての演説に関しては、やじも含めて禁止にした方がいいんじゃないかとも考える」と突っ込んだ考えを表明した。

さらに「SNSなどで演説中の選挙妨害が疑われるような動画が出回るということが、以前はなかった。ところが、今は一部の人間にとって、それが効果的な方法になってしまった。選挙演説に関しては、根幹から考え直さないといけない」と述べ、時代に即応した法的整備などの必要性を強調した。