ビートたけし(76)主催の若手お笑いコンテスト「ビートたけし杯 お笑い日本一」が8日、東京・浅草の東洋館で行われ、お笑いコンビ、ハンジロウが優勝した。

同大会はたけしのほか放送作家高田文夫氏(74)、お笑いコンビ、ナイツが審査員を務めた。本選では結成20年未満の若手コンビ8組が優勝賞金最大30万円を目指し漫才やコントで腕を競い、ハンジロウは最大賞金の30万円を獲得。たけしは賞状授与では「本日は優勝おめでとう フィリピンよりルフィ」と時事ネタも交えて、笑いを誘った。

ハンジロウは22年5月まで「しゃもじ」という芸名で活動していたが改名した直後に優勝。「改名効果かな。本当にうれしいのと、チャンピオンは沖縄出身で、沖縄のお笑い1番を決める『O-1グランプリ』以来なので非常にうれしい。歴代チャンピオンより売れたい」と笑顔を見せた。

さらに賞金の使い道についてしゅうごパークは「単身赴任で沖縄に嫁と子どもがいるんですけど、嫁のミスで公文の月謝を1年払い忘れていたのでそれに使うと思います」と共演者を笑わせた。

総評でナイツの塙宣之(44)は「普段からおもしろいのがすごい。今日で言えば、正直4番目のウケだったけど」と笑わせ、土屋伸之(44)は「マセキの後輩。ボクらもM-1はとれなかったし、マセキはタイトルとは無縁だったので事務所総出で喜んでいます」と祝福した。

大会後、たけしは「浅草ももうちょっと華々しく、大会もメディアの取り上げ方も大きくなれば」と言及。優勝した、ハンジロウには「好きなことを言えない時代にお笑いを目指すのはつらいと思うけど、腕ああってネタもいっぱいやるそうなので頑張って。一番つらい時代を乗り越えて、ネタをためて売れて欲しい」とエールを送った。

同コンテストは「第5回 江戸まち たいとう芸楽祭」の企画として行われた。本選には、オッパショ石、センチネル、TCクラクション、ハンジロウ、ポンループ、まんじゅう大帝国、や団、ヤーレンズが参加した。