女優磯山さやか(39)が9日、東京・調布文化会館くすのきホールで、吉橋航也(43)とともに主演を務めた映画「愛のこむらがえり」(高橋正弥監督、6月23日公開)の舞台あいさつに出席した。

同作は、東京・調布市を舞台に、邦画界の片隅で生き、理想の映画を作ることに奔走する男女を描くハートフルコメディー。

映画の舞台にちなみ「映画のまち調布シネマフェスティバル2023」に招待された。05年「まいっちんぐマチコ!ビギンズ」以来、17年ぶりの主演映画に「最初ずっとバラエティーのドッキリかと思っていた、撮影始まるまでそう思っていた」と笑顔で振り返った。

昨年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での演技も話題となった磯山。高橋監督から、志村けんさんや高田文夫、三谷幸喜氏、爆笑問題太田光らとのかけあい、その瞬発力が抜てきの決め手だったと明かされると、「たくさんの方にお世話になっていたのが無駄じゃなかった。ご縁にも感謝です」と喜んだ。

磯山が演じるのは、地方都市の市役所職員だったが、地元映画祭でみた吉橋演じる監督の映画に感動し、上京して映画業界に飛び込んで、監督を全力で応援する役柄。「人のために頑張れるのは同じかな。誰かのために頑張れるっていうのは一緒だったかも知れないです」と共感する部分を明かしつつ「行動力とかはそこまで実はないので、香織は電話したり会いに行ったりして、行動に移しているのでそれはうらやましい」と続けた。吉橋、高橋監督も出席した。