女優唐田えりか(25)が18日、東京・渋谷シネクイントで行われた映画「死体の人」(草苅勲監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

主演の奥野瑛太(37)演じる死体役ばかりをあてがわれる主人公と運命の出会いを果たすヒロインを演じた。「頑張っている方の背中をそっと押してくれる映画だと思う」と語り「誰かの勇気というか救いになるような映画になったらいいなと思います」と願った。

奥野演じる“死体の人”の姿を通して理想と現実の折り合いをつけることの難しさや、生死の問題を描く。今回、唐田はデリヘル嬢という役どころにも挑戦した。自身の活動に対する家族の反応について触れる場面もあり「自分が出た雑誌とかを切り抜いてファイルにしてくれていたり、テレビに出ていた画面を撮って写真にしていたりしていますね。それは笑ってしまったというか、ほっこりした話ですね」と語った。

主演の奥野は映画について「やっとお客さんに届けられる期間がきたんだなと思います」と感慨深そうに口にし「俳優業とかをやられてない方も共感性を持って見ていただけると思います。昔、小劇場でやっていた方とか、俳優業を楽しんでいる方が見たらどう思うのか気になる部分もありますね。ぜひ聞いてみたい」と話した。

舞台あいさつには唐田の恋人役を演じた楽駆(26)、草苅監督も登壇した。