NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜午前8時)の第124話が29日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、2020年4月、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい、パリもロックダウンになってしまった。貴司(赤楚衛二)は1人で夜空を見上げながら舞(福原遥)や子供に会えない寂しさをかみしめた。日本でも緊急事態宣言が出され、「うめづ」は休業。家に帰っためぐみ(永作博美)は舞たちにIWAKURAの従業員の出勤を曜日交代制にすると話した。舞もアビキルは翌日の会議で対応策を決めると告げた。そして刈谷(高杉真宙)は秋までに「空飛ぶクルマ」の完成を目指し、開発を続けることを決めた。そんなある日、貴司は舞に電話をかけた。そしてパリで今起こっていることを随筆にしていることを話し、「会いたい」と告げた。後日、貴司は舞に再び電話。家に帰ろうとしたが飛行機チケットが手に入らない事を告げた。舞は「ひとっ飛びで会いに行けたら…」と言うと、そこで新しいアイデアを思いついた。それは誰でも乗れて、島から島へ、ひとっ飛びで飛べるような未来の空飛ぶクルマのアイデアだった。

ドラマ内でもコロナ禍になりネットでも反響があった。「マスク着用」「むっちゃコロナ禍だな」「この作品もこの時期に入ったか」「うめづやノーサイドは緊急事態宣言ド直球にくらうだろなあ。近年のことだけど遠い昔のことのようだ」「お兄ちゃんがくれた謎の置物登場!歩ちゃんがモデルにして描いてる」などとコメントが並んだ。

同作は時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。