演出家宮本亞門氏(65)が29日、都内で、「上島珈琲店」ブランド新製品発表会に出席した。

中学生のころから毎朝、コーヒーを飲んできたという宮本氏は「朝起きてコーヒーが毎日のスタートです。『NO COFFEE NO LIFE』というくらい。コーヒーは日の出と同じ。太陽が昇って1日頑張るかみたいなところでは、必ずコーヒーがあって自分がいる感じです」と語り、近くにお店がない状況だと「ハタハタしちゃって探してしまいます」と、個性的な表現をして笑った。

海外での仕事でもコーヒーが欠かせないとし「毎日事件が起こる。感情が荒れたらおしまい。気持ちを整えるのがコーヒーなんです。コーヒーがなかったら演出家はやってられないかもしれない。アイデア、クリエーションを助けてくれる源、友みたいなものかもしれません」と語った。

実家は新橋演舞場前にある喫茶店。宮本氏は「子供の時、手伝ってドリップしていました。なんて大人のいい香りがするんだろうと思っていました」と振り返った。

19年に前立腺がんの手術を受けた宮本氏は「体調はすこぶる良好です。生きる喜びが増しました」と話した。

ジャズピアニスト小室響氏も出席。