NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜午前8時)が3月31日放送分で、フィナーレを迎えた。昨年10月から半年にわたりヒロイン・岩倉舞を演じた福原遥(24)からメッセージが寄せられた。

「まだ私の中には舞がいるので、最終回というのは不思議な気持ちがしています。物語を通して、舞と一緒に私も成長していくような感覚でした。心優しいのはもちろんですが、舞がいつも周りのことを見て周りのために行動するところがすてきで、彼女の生き方や考え方は私に大きな影響を与えてくれたと思います」と振り返った。

最終回の撮影では、五島の人々がエキストラとして約300人が集まった。「船で移動しなければならない場所から来てくださった方もいて、島の皆さんの温かさや愛情をすごく感じました」と感謝した。

最終回で空に飛び立つシーンでは「いろいろなことを思い出しましたが、なかでも“お父ちゃんの工場で作った部品で空を飛ぶ”という夢を実現できたというところには、私自身もグッとくるものがありました」と語った。

「『舞いあがれ!』は、ちょっとつまずいた時や落ち込んだ時などに、『1歩1歩自分なりに頑張ればいいよ』と背中を押してくれる作品だと思います。皆様にも繰り返し楽しんでいただけるような作品になっていたらうれしいです。最後に、多くの方が温かく心優しい言葉で『舞いあがれ!』を応援してくださり、そのひとつひとつの言葉に励まされていました。ご覧になってくださる方々と一緒に歩んだ半年間だったと思います。本当にありがとうございました」と感謝の言葉とともに最後のメッセージを寄せた。