韓国の女性シンガー・ソングライター、ジヒョン(24)が27日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われたボーイズグループ「n.SSign」のファンミーティングにゲスト出演した。

この日は、「私はあなたに」と配信中の「Green Light」の2曲を披露。癒やし系ボイスで、観客を魅了。公演前、取材に応じたジヒョンは「日本でもっとファンの皆さんと一緒に会える機会をつくりたいです。期待していてください!」と呼びかけた。

子供の頃から歌うことが大好きで、周囲に「歌がうまいね」とほめられていたという。中学生の頃には、映画「タイヨウのうた」(06年)を見て、yuiに憧れた。大学でも歌を学び、20歳の頃からは独学で作詞作曲にも挑戦。「まずは自分を癒やすための曲を作っています。歌うときにも感情的になりますし、聞いてくださる方とも親密になるのかなと。詞も自分の経験を書くことが多いです」。目下、日本語も特訓中。憧れのyuiの「Good-bye days」、中島美嘉の「雪の華」など日本の曲も歌えるが「もっと勉強して、いつかは日本語でも作詞してみたいです」と意欲的だ。

昨年、ABEMAやチャンネルAで放送の日韓男女グローバルオーディションプロジェクト「青春スター」に出演し、より注目を浴びるようになった。「ファンの皆さんにとっても身近な存在の歌手になりたい。まずは、自分の作った楽曲がストリーミングチャートにランクインするのが目標です」と意気込んでいる。

今回のような仕事だけでなく、プライベートでも来日するほど、小さいころから日本の文化が好きだった。高校時代はアニメ「鋼の錬金術師」にはまった。今回の来日でも「(Nintendo Switchの)ゼルダ(の伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)を楽しみにしていました」と笑顔だった。

◆ジヒョン 1997年9月10日、韓国生まれ。高3の時に、Mnet「SUPER STAR K」に出演。ソン・シギョンら審査員から高い評価を受け、15年に韓国ドラマ「初めてだから」のオリジナルサウンドトラック「そう、今こうして」でデビュー。22年、ABEMAやチャンネルAで放送の「青春スター」に出演し、TOP7に選出。特技は目覚まし時計がなるとおきあがりこぼしのように起きること。