東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 Season9」(水曜午後9時)の初回が7日に放送され、平均世帯視聴率が10・7%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・3%だった。

15年にスタートした人気刑事ドラマの第9弾。東山演じる警視庁刑事部新専従捜査班の天樹悠を中心に、シリーズ最高難度の事件に挑む7人の刑事たちと、その人間模様を描く。

◆第1話のあらすじ

ある死刑囚が、死の直前に残した手記。そこには10年前に犯したある殺人事件について、関与を一転して否定する供述が記されていた。しかし、手記は何者かによって持ち去られてしまう。それがすべての始まりだった。

その頃、天樹悠(東山)たち新専従捜査班のメンバーは、それぞれが今後の人生について悩みを抱えていた。長く刑事として現場に立ち、日常的に事件=人々の死と向き合うということは、確実に天樹たちの心をむしばみ、新専従捜査班のメンバーは少しずつバラバラになり始めていた。そんな中、次々と殺人事件が発生する。捜査を開始すると、殺害された人物たちは10年前のある事件に関わりがあった。

時を同じくして、何者かが警察組織の内部告発を行う「暴露チャンネル」が始動。不正を働いた警官たちが告発され、その経歴にも10年前の殺人事件が絡んでくるのだった。さらに、その中には片桐正敏(吉田鋼太郎)の名前もあった。

試される新専従捜査班の絆。そして、天樹たちの前に現れる、事件の鍵を握る盲目の女性と謎の男たち。すべての先には、悲しき真実が待っていた。