東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 Season9」(水曜午後9時)の第5話が5日に放送され、平均世帯視聴率が10・5%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・0%だった。

前回の世帯は9・4%、個人は5・3%だった。

15年にスタートした人気刑事ドラマの第9弾。東山演じる警視庁刑事部新専従捜査班の天樹悠を中心に、シリーズ最高難度の事件に挑む7人の刑事たちと、その人間模様を描く。

◆第5話のあらすじ

監察官の正木哲也(山田純大)焼津大地(泉澤祐希)から、暴露チャンネル「ポリス浄化ぁ」の首謀者の疑いがある片桐正敏(吉田鋼太郎)の内偵を命じられた野々村拓海(白洲迅)は、休暇中の片桐の動向を報告する。拓海は、片桐が家と飲み屋との往復がほとんどであったが、一度だけ公園で正体不明の人物・里中聡(酒向芳)と会っていたことを伝える。そんな中、「ポリス浄化ぁ」の次のターゲットは、なんと片桐本人だった。

一方で片桐は、天樹、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏(小瀧望)、拓海、そして青山新(塚本高史)ら新専従捜査班メンバーに、ある痴漢事件の捜査を命じる。電車内でサラリーマンの水島泰之(小松和重)が女子大生・平山亜美(高田夏帆)に体を密着させ、その場で乗客・鳴海修(和田雅成)に取り押さえられたが、水島は逮捕されて1週間、否認を続けているという。海老沢たちは、よくある痴漢事件だと捜査に乗り気ではないが、天樹は片桐には何か意図があると言い、水島に会うことにする。やがて、水島が以前勤めていた会社が、利根川宗一(渡辺大)が社長を務める「利根川開発」であることが判明する。

そして、水島が連行される防犯カメラの映像を見た拓海は絶句する。やじ馬の中に、片桐と会っていた里中の姿が映っていたのだった。里中の正体、片桐との関係とは--。