モーニング娘。やAKB48らを育てた振付師でダンサーの夏まゆみさんが先月21日、がんのため死去した。61歳。遺作となった3月発売の著書「人はいつでも、誰だって『エース』になれる!心とからだが輝く72の言葉」を出版したビジネス社が6日、公表した。

モーニング娘。のプロデューサーつんく♂(53)が同日、ブログを更新「夏まゆみ先生の訃報が届きました。とても驚き、寂しく、残念に感じています」と悲しみをつづった。

つんく♂は「思えば、売れる前のシャ乱Q時代に出会いました。当時、FUJIWARAやナインティナイン率いる吉本印天然素材という男ばっかりの集団のダンス指導している勇ましい姿が忘れられず、その後、モーニング娘。がデビューする時に『ああ、あの先生に鍛えてもらおう』と、夏先生にお声がけさせていただきました」と、モーニング娘。の振り付け、指導を頼んだ経緯を明かした。

つんく♂は「それ以来、たくさんの作品を一緒に作れたこと心より誇りに思っております。コンサート、ミュージックビデオも作りました。一緒にダンスも踊りましたね。素晴らしい思い出たちばかりです。僕が急に振り付けを変えたいと言い出しても、どんな時も冷静に対処いただきました。思えば夏先生の寛大さに甘えてたのかもしれません。語ると思い出ばかりでキリがありませんが、今まで、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りいたします。つんく♂」と、夏さんに感謝した。