乃木坂46岩本蓮加(19)が11日、都内で、「第12回 戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」の「宝田明さん追悼トークショー」に出席した。昨年4月公開の初主演映画「世の中にたえて桜のなかりせば」(三宅伸行監督)で共演し、昨年3月14日に肺炎のため87歳で急逝した俳優宝田明さんとの思い出を語った。
同作が映画初出演作。「そもそもまだ演技経験があんまりなくて、その状態でいきなり主演。オーディションではなくオファーをいただいた形で。びっくりすぎて、何が何だか分からない状態でした」と当時を振り返った。「しかも宝田明さんという大御所中の大御所の方と一緒で。家族やファンの方も喜んでくれるだろうなって。顔が浮かんで、楽しみな気持ちになりました」と明かした。
宝田さんの第一印象を聞かれ「すごく緊張していたんですけど、温かい空気感みたいなのが伝わってきて。すごく褒めてくださるんです。『笑顔がいいね』とか『いい名前だね』とか。優しさを感じてすごく安心したのを覚えています」と答えた。「宝田さんはおじいちゃんとかおばあちゃんの同年代。一緒にお仕事するのが不思議な気持ちで。本当に1つ1つの言葉に重みがあって。心に刺さる言葉がたくさんありました。いろいろ圧倒されました」と説明した。
同作はさまざまな境遇の終活を手助けするうちに自分の生き方と向き合いはじめるヒューマンドラマ。岩本は「終活アドバイザー」のバイトをする不登校の女子高生、咲を演じた。完成した映画を見て、「ぶわっと鳥肌が立った」という。「自分の名前が最初に出て。こんな日が来るんだ、って思いました」と振り返った。
今年3月、宝田さんの命日に、宝田さんのお墓参りをしたという。「どうしても行きたいと思って、相談させていただいて。関係者の方々も喜んでくださって。寂しい気持ちになりましたけど、行かないとすごい心残りだと思って」と説明。「短い期間とはいえ、すごく私のことを見てくださって、お世話になったので。感謝の気持ちを伝えたかった。公開されてから、たくさんの方に見てもらえましたというのも伝えました」と話した。
生前の舞台あいさつなどで、宝田さんからは「度胸がいいし礼儀正しくて、大女優の片りんがある」と絶賛されていた。「宝田さんからいただいたすてきな言葉、『大女優の片りん』とか、もちろん自分ではそんな風には思わないので…。可能性があるのかなって思える、ありがたい言葉でした」と感謝。「宝田さんと一緒に演技したことで学んだことも、今後に生かしていきたいなと思います。生かせる場があれば演技したいなって思います」と誓っていた。



