大麻取締法違反(所持)の疑いで6月16日に逮捕され、先月6日に起訴された俳優の永山絢斗被告(34)の初公判が28日午前10時から東京地裁で開かれた。19席の一般傍聴席を求め、274人が列をつくった。倍率は14・4倍となった。

起訴状によると、永山被告は6月15日に東京・目黒区の自宅で乾燥大麻約1・694グラムを所持したとしている。先月7日、拘留されていた東京・原宿署から保釈された。駆けつけた100人超の報道陣の前で深々と頭を下げ、涙目で「本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪した。

保釈後、永山被告の所属事務所がコメントを発表し「社会に対して多大なるご迷惑をおかけしたことを深く陳謝致します」と謝罪。今後は「裁判の推移を見守っていく所存」とし、「本人はもとより、所属者においても再びこの様なことが起こらぬよう、深く反省し、社員一同努めて参りたい」とした。