サザンオールスターズが1日、桑田佳祐(67)の出身地、神奈川・茅ケ崎公園野球場で、10年ぶり3度目となる「茅ヶ崎ライブ」最終日4日目公演を開催した。今年6月にデビュー45周年を迎えた“国民的バンド”が、声出しあり、放水ありの野外ライブで、ヒット曲を中心とした26曲を披露。コロナ禍が明けつつある日本を、明るく照らした。

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○…7月にリリースした4年ぶりの新曲「盆ギリ恋歌」をはじめとした、3カ月連続配信シングルも披露した。「歌えニッポンの空」では、「ここは茅ケ崎」など替え歌も。ファンとバンドメンバーが「ありがっとう!」と声をそろえ、桑田が「こちらこそだよ!」と笑顔を見せる面もあった。「盆ギリ-」では、お祭りのセットがステージに登場。総勢20人のダンサーと共に、会場全体を摩訶(まか)不思議な世界観に染め上げた。桑田が神宮外苑再開発をきっかけに書き、メッセージ性の高い歌詞で話題の「Relay~杜の詩」は、ライブ終了後のドキュメント映像とともに流され、余韻の残る会場を優しく包んだ。