明石家さんま(68)とナビゲーター役の大泉洋(50)が9日放送のNHK総合「大泉洋×明石家さんま 北海道2人旅」(午後7時30分)に出演した。

番組内の企画で、さんまが、北海道のレジェンド歌手松山千春と対面した。17年に新千歳空港-伊丹空港間で出発に遅れた機内で、偶然にも乗り合わせていた松山が「大空と大地の中で」を生で熱唱した話で盛り上がった。松山は「1時ぐらいの飛行機だったかな、3時ぐらいになっても飛ばないの。それで俺がCAさんに『マイク貸してください』って。『皆さん、すぐ大阪帰りたいでしょうけど、手荷物検査されている方もいらっしゃいます。待ってあげましょう。じゃ自分歌います』って言って歌って」と当時を回想した。

大泉から「アカペラですか」と聞かれると、松山は「アカペラに決まってるじゃないか。そんな時にバックのメンバーつけてるか」とバッサリ。それを聞いたさんまは「つけてそう!」と切り返した。

さらに当時を振り返った松山は「イライラどころじゃなかったもん。(飛行機の)後ろはケンカ状態だった。どうなってんだこの野郎って。それで止めるのに必死になって。性格が穏やかやろう」と言うと、すかさずさんまが「どこがやねん」とツッコミを入れた。それを聞いた松山も「さだまさしよりも穏やかだろう」「谷村新司よりも穏やかだろう」「武田鉄矢よりも穏やかだろう」と立て続けに切り返して爆笑を誘った。

その後も、番組テーマソングを松山の楽曲使用する交渉の際に、松山は「俺はシンガー・ソングライターだぞ」と言うと、さんまも「ギター漫談ちゃうの」とやり返すなど絶好調だった。

同番組はNHK札幌放送局が制作して、9月22日に北海道地区で放送された「リクエストトラベル 大泉洋が“あなただけの北の旅”ツアコンしちゃいます」に対して、全国の視聴者から「全国放送」を望む声が殺到。83分間の完全版で放送された。