ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(19年死去)からの性被害を明かしている元ジャニーズJr.の橋田康さん(38)が11日、X(旧ツイッター)を更新。同事務所が9日に発表した「虚偽の証言」に関する声明に関し、自身の思いをつづった。

橋田さんは、同事務所が9日に発表した声明で「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接して」いるとした件について、「僕自身、そういった申請が増えていく事は心配してた事」と言及。「個人的な意見ですが事務所も信憑性の部分(在籍、活動、関わった人など)でのある一定の線引きは必要だと考えます」とした。

橋田さんは、虚偽の申請によって「本当に苦しい思いをしてきた人達がどんどん後回しにされてしまうし、時間も人員も資産も限りはあると思うので本来向き合うはずの被害者に向き合いきる前に枯渇してしまうんじゃないか」と懸念。「心の問題かと思いますが 虚偽申請でも何とかなるかもと考えてる人がもしいたなら、どうか本当に傷を負った方々が早く1人でも救われるよう踏み止まって応援してほしいです」と訴えた。

また、虚偽申請が増えることで、本当に苦しむ被害者が申請しにくくなってしまうことを心配。「事務所も被害者の方が怖がらないような対応をしてくれたら」との思いをつづり、「僕より全然苦しい思いしてる人が沢山いるのかもしれないなって思うと心底早く前を向いてほしいなって思います。嘘なのか、本当なのか その協議、審査をする時間の一部が救済に向いてくれたら確実に1人、また1人と救われる人が生まれると思います」とした。