トラウデン直美(24)が14日、都内で行われた「NEC+CHALLENGE PROJECT座談会~誰もが個性をいかし輝くために~」でゲストMCを務めた。

その中で、慶大で国際政治を学んだきっかけについて聞かれ「夜7時のニュースを必ず見るという、謎のルールがあって、両親の話を聞いていて興味を持った」と、家庭内のルールを明かした。

トラウデンは、東京オリンピック(五輪)スポーツクライミング女子複合銀メダリストの野中生萌(26)と、東京パラリンピック陸上女子走り幅跳び(義足・機能障害T64)6位で、19年世界選手権優勝の中西麻耶(38)と現役大学生、大学院生と座談会を行った。野中と中西とは初対面で「お目にかかるのは初めて。楽しみにしていました」と対面を喜んだ。

座談会では、2012年(平24)年に13~17歳の女性を対象にした「ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを獲得し、翌13年にファッション誌「CanCam」の専属モデルになったことが紹介された。トラウデンは「モデル大会に出てグランプリを取ったから『CanCam』に入れた。中学に入りたての時、環境が変わるのにしんどくて、いじめられたわけじゃないけれど、学校に行きたくない時期があって。母と母の妹が何かさせないとマズいと。次第に学校も楽しくなった。(学生生活とモデルの)二極生活が、どちらにも逃げ場があって良かった」と、母とおばがきっかけだったと振り返った。

番組のコメンテーターを務めることも多いが、最初は「背伸びして偉そうに見えて、自分でも苦しかった」と振り返った。「けれど、知っていることは知っている、知らないことは知らないと言うようにして、楽しくなった」と自らの振る舞いを変えたことで、より前向きに臨めるようになったと語った。

また「ロングで同じスタイルで、カットして染めたら軽くなった。自分に勝手に押しつけていたイメージがなくなって…今年、やっと気付いた部分がある」と、髪形を短くして、染めたことで自らを解放できた部分があったと語った。さらに

「今の自分、嫌だな…と思う瞬間があるんでけど、さっきまでの態度をいなくさせる。客観的に自分を見る」と、嫌な自分をリセットするメンタルコントロールをしていることも明かした。

トラウデンは、野中にスポーツクライミングの魅力を尋ねた。「壁の角度も無限だし、コースも(壁に)付いている石も、変えれば無限になる。上れても無限になるのが、良い意味で終わりがない…チャレンジしていられるのが魅力」と返ってくると「私も最初、パワーかなと思ったら重心とか、考える」と、スポーツクライミングの経験があると明かした。

「NEC+CHALLENGE PROJECT」は、グローバルで多様性のある環境下で挑戦し続けるトップアスリートと、NECの共同プロジェクト。「-座談会~誰もが個性をいかし輝くために~」は、その第1弾イベントとして配信された。