東京国際映画祭が23日、開幕し、東京ミッドタウン日比谷でオープニングイベントがスタートした。クロージング作品「ゴジラ-1.0」(ゴジラマイナスワン、山崎貴監督、11月3日公開)主演の神木隆之介(30)が、ヒロインの浜辺美波(23)と山崎貴監督(59)とともにレッドカーペットを歩いた。

神木は「このチームで、レッドカーペットを歩けて光栄。皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思う」と笑みを浮かべた。そして「日本が世界に誇る作品。映画館の、画面いっぱいにゴジラの顔がある。アトラクションのような感覚で、楽しめると思います」とアピールした。

「ゴジラ」は製作・配給の東宝が、1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から、ゴジラ生誕70周年記念作の「ゴジラ-1.0」まで、30作を製作、配給してきた。神木は、戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一を、浜辺は焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を、それぞれ演じた。

撮影は22年3~6月に終え、VFXを製作し、本編は5月に完成。11月1日に東京国際映画祭で行われるクロージング上映が、公開前に唯一、一般に公開される機会になる。製作・配給の東宝では最大の、全国500館での公開も発表された。北米でも1000スクリーン超での公開が決まっている。

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