日向坂46が10日、神奈川・Kアリーナ横浜で、全国ツアー「Happy Train Tour 2023」のファイナルとなる追加公演を開催した。9日からの2日間で計4万人、8月から行った全国5都市12公演累計で14万人を動員した。来年4月6日から2日間、デビュー5周年ライブ「5回目のひな誕祭」を横浜スタジアムで開催することも発表。キャプテン佐々木久美(27)が新たな目標を宣言し、会場を沸かせた。

冒頭、最新アルバムのリード曲「君は0から1になれ」を披露。同曲センターのキャプテン佐々木久美が「行くぞー!」と力強く呼びかけ、会場のボルテージを一気に上昇させた。「月と星が踊るMidnight」「川は流れる」を続けて披露し、情熱的なパフォーマンスでファンを引き込んだ。

夏から続いたツアーの最終公演。齊藤京子(26)は「さみしいです。ダンストラックとかいろいろやってきたものが今日で最後なので。今年ラストのライブでもあるので、皆さんと最高の思い出を作りたいと思います」と意気込んだ。佐々木久美は「こんなのもう覚えられないってくらい難しかったのに、今は目つぶって何も考えずに踊れます」と話し、笑いを誘った。

昨年9月に加入した若手の四期生も存在感を示した。昨年のツアー千秋楽公演で初舞台を踏んだが、今ツアーでは参加楽曲も増えた。前日9日の公演までは四期生のみでパフォーマンスしていた、けやき坂(ひらがなけやき)時代の楽曲「期待していない自分」を、先輩メンバーとともに披露した。四期生の藤嶌果歩(17)は「これが今の日向坂46だよ、って皆さんに知っていただけたら。今の日向坂46を好きになってくれたら、と思ってパフォーマンスさせていただきました」と語り、拍手を浴びた。

19年2月にけやき坂46から改名し、3月にシングルデビュー。今年4月に行われた横浜スタジアムライブも満員御礼の大成功。ただ、今年はデビュー以降4年連続で出場していたNHK紅白歌合戦に落選。一期生としてグループを支えてきた潮紗理菜(25)が9日の公演で卒業、四期生の岸帆夏(19)も7日に活動辞退を発表するなど、メンバーの脱退もあった。

アンコールでキャプテン佐々木久美が「みなさんに発表がありまーす!」と笑顔で切り出し、来年5周年ライブ「5回目のひな誕祭」を横浜スタジアムで開催することを発表した。その上で「今年は、どこか私たちメンバーにちょっと迷いがあるような時があったり、それを本当なら察されてはいけないのに、おひさま(ファンの総称)にも『あれ?』ってちょっと不安にさせてしまった」と吐露。「みんなで模索して話し合って、ある目標を決めました! 私たちはこのメンバーでもう1度、東京ドームを目指します!!」と宣言し、大歓声を浴びた。

東京ドームはけやき坂46時代から憧れ続けたステージで、コロナ禍での延期を経て昨年3月にたどり着いた特別な会場だ。「今の私たちでは力不足かもしれませんが、もう1度あの夢の舞台を目指して、日向坂46としてハッピーに突き進んでいきたいと思います!」と2度目の大舞台を目指すと宣言し、大歓声を浴びた。

ダブルアンコールでは、東京ドームへの思いがこめられた「約束の卵」を歌唱し、会場はグループカラーの空色ペンライトの光で埋まった。