タレント優木まおみ(43)が4日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。上川陽子外相の容姿や年齢をあげつらった自民党麻生太郎副総裁の発言についてコメントした。

優木は「やっぱり聞いていて気持ちの良い言葉ではないですけど、まあ正直麻生さん言いそうだなって思いました」と言及。その上で「悲しいのはめちゃくちゃ内容は褒めているって言うことです。勘違いされてしまうというか、本当に言いたいことが伝わらない昭和のおじさんって、こんな感じだなって」と指摘した。さらに「今の時代芸人さんもやっぱりコンプライアンスが命で、リップサービスで済まない部分がすごくあるので、そういう時代の空気を読むっていう能力がちょっと少ないんじゃないかなと思う」と重ねた。

麻生氏は1月28日の福岡県内での講演で、上川氏の手腕を高く評価する内容の話をする過程で、上川氏について「そんなに美しい方とは言わんけれど」「おばさん」などと発言。名字を「カミムラ」と間違える場面も多々あった。批判を受け、麻生氏は2日に「表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯(しんし)に受け止め、発言を撤回したい」とのコメントを発表した。

上川氏は1月30日の会見で、麻生氏の発言への受け止めを問われ「さまざまなご意見や声があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている」などと答え、直接の論評はしなかった。