喉の不調で3週間にわたり休んでいた、フリーアナウンサー上柳昌彦(66)が8日、レギュラーパーソナリティーを務めるニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」(月曜午前5時、火~金曜午前4時30分)で仕事復帰した。

番組の冒頭で、この日のピンチヒッターを務めるニュースデスクの渡辺一宏アナウンサー(51)から「喉の不調で休んでいた上柳さんが戻って来ました」と紹介されると、上柳アナは「そうですね、ちょうど3週間ですね」とさりげなく登場した。

そして「『出てくんな、バカ』とか『無理するな』とか、いろいろな考えがあるんですが、医者からは先週の半ばに『いいですよ』と言われていました。出歩くことは止められていなかったのでウオーキングとか有酸素運動をやっていました」と振り返った。

上柳アナが変調を感じたのは、1月16日の火曜日だという。「微熱が出てたけど収まって、(18日の)木曜の番組を普通にやって、その後に(笑福亭)鶴瓶さんとの番組収録して、1時間眠りました。起きて、声を出しながらうがいをしようとしたらカサカサと」と説明した。そして19日の金曜日に起きた時には声が出ずに「あさぼらけ」を休み、同日午後10時から出演予定だった能登半島地震の特番「上柳昌彦と谷川恵一のオールナイトニッポンGOLD」も出なかった。

上柳アナは「今日はおじゃまするくらいで、こういうポジションは楽しいですね」。渡辺アナから「タモリさんに話し方が似ていますね」と指摘されると、上柳アナは「7年間、番組を一緒にやらせてもらって、ものすごく影響を受けました。物事に集中するやつはバカだと。わけの分からない周辺に面白いことがあるんだと、ものすごく影響を受けました。タモリさん、鶴瓶さんには多大なる影響をウケています」と話した。

9日の放送では森田耕次解説委員(60)がサポートを担当する。上柳アナは「フランス語でしゃべって盛りましょうかね。フランス文学者ですから。無理をせず、ダラダラととみなさんに甘えながらやって行きます」と午前6時まで、90分の放送を締めくくった。

番組終了後、上柳アナは自身のXを更新。「上柳です。声が出なくなり3週間も休みましたが、今朝の放送から渡辺デスクにサポートしてもらいながらダラダラっと復帰しました。声はいまいちですが、完璧と最悪の間にあるそこそこを探しながらやって行きます。沢山のメールとポストありがとうございました!涙ちょちょ切れです」と書き込んだ。