ロックバンド怒髪天が9日、公式X(旧ツイッター)を更新。過度の飲酒と素行不良により、ベース清水泰次(55)の解雇を発表した。

バンド公式サイトに「怒髪天より大切なお知らせ」と題した長文をアップ。「この度、ベースの清水泰次に関しましてご報告がございます。数年来に渡って度重なる信頼を損なう言動があり、その都度、本人、メンバー、スタッフ間で問題解決に向けて話し合いと対策を行って参りましたが、今回、これから先もバンド活動を共にすることは困難であると判断し怒髪天から解雇することと致しました」と発表した。

そして「40周年の年にこのようなご報告となってしまいますこと、ファンの皆様ならびに関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます。怒髪天は今後3人で活動して参ります。3月から始まるツアーもお誘い頂いておりますイベントも予定通り開催/出演させて頂きます。これまで応援して頂いた皆様のお気持ちに恥じぬよう、嘘偽りなくより真摯にバンドと向き合い活動を続けて参りますので、変わらぬご声援を頂けましたら幸いでございます。2024年2月9日 怒髪天/株式会社バッド・ミュージック・グループ音楽出版」と締めくくった。

清水も声明を発表。「今回、自分の度重なる過度の飲酒と素行不良によってみなさんに多大なご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳ありません」とし、「本当に一生謝っても謝り切れません。増子さん、友康さん、坂さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、そしてファンのみなさん、本当に申し訳ありません。全ては自分の普段の行いのつみ重ねによって起きたことです。何十年も付き合ってきた、本当の兄弟同然に優しく接してくれた大事な3人の兄貴達を辛く悲しい思いをせてしまった、、、本当にごめんなさい」と謝罪した。

ボーカルの増子直純(57)も書面で「『脱退』ではなく『解雇』である意味を怒髪天を立ち上げた者として説明する義務が有ると思っています。個人の名誉の為に詳細は伏せますが、変に隠して言葉を濁すのは誠意が無いと考え此処に記する事にしました」とつづり、ギター上原子友康(56)とドラム坂詰克彦(57)も続けて書面を発表した。

怒髪天は北海道出身の4人で1984年に結成。86年の一時解散を経て、91年、日本クラウンよりメジャーデビュー。96年に活動を一時休止。インディーズ活動を経験し、04年にテイチクエンタテインメントのレーベルインペリアルレコードより再メジャーデビューした。