盲目のピン芸人・濱田祐太郎(34)が、2日放送されたNHKラジオ「上方演芸会」出演について振り返った。

濱田は3日までに、自身のX(旧ツイッター)に「NHKの行き過ぎた放送コードにNGを食らいまくりました」と書き込み、詳細をコメント入りの映像で説明した。

その中でネタの内容について何度かNHK側とやりとりを繰り返し、NG部分がいくつかあったことを明かした。

結果、大幅な修正を加えることで収録には間に合ったが、ネタの題名をめぐってさらに問題発生。「盲目ライフ」と提案した濱田に対して「NHKでは『盲目』は使わず『視覚障がい』としている。題名を変更してほしい」と返答されたという。

「盲目という言葉が使えないなんてびっくりだし、衝撃が止まらない。その理由も意味も分からない」と濱田は納得できない様子。Xでは「『盲目』がNGワードなのはふに落ちない。自分たちが過敏になって指定したNGワードを解除する会議とかも絶対やるべき」とNHKの姿勢に疑問を呈した。

濱田は先天性の視覚障がいを持ち、現在は盲目のピン芸人として活動中。2018年にはR-1ぐらんぷり(現在のR-1グランプリ)で優勝した。スタンドFM「濱田祐太郎の盲目ライフを盗み聴き」などで日々の生活や時事ネタについてトークを展開している。