三池崇史監督(63)が、「iPhone15Pro」のみを使っての撮影で漫画家手塚治虫さんの漫画を実写化した、20分の短編「ミッドナイト」プレス向けプレミア試写会が6日、都内で行われた。
主演の賀来賢人(34)は取材陣、関係者とともに鑑賞し「言い方に語弊があるかも知れないけれど、ここまでのクオリティーだと思わなかった。少し前までiPhoneで映画を撮るなんて、思わなかったじゃないですか。ここまで、きたんだと」と驚きを口にした。
「ミッドナイト」は、1986年(昭61)5月から87年9月まで「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された、手塚さんにとって週刊漫画誌での最後の連載作品。深夜の街を走るタクシードライバー“ミッドナイト”こと三戸真也が出会う奇妙な客たちの姿を、1話完結で描いたサスペンスドラマ。今回、実写化したのは、死んだ父の跡を継ぎカササギ運輸の社長となったもののライバルの悪徳運送会社から嫌がらせを受けていた、若い女性トラックドライバー・カエデと出会ったACT.31-32。賀来がミッドナイト、加藤小夏(24)がカエデ、小澤征悦(49)が悪徳運送会社の殺し屋を演じた。
劇中では、アクセルを踏み込むミッドナイトを映し出したシーンがある。賀来は「本当にiPhoneのサイズしか出せない入り方。アクセルを踏み込む横に入る、入り方…画期的」と驚きつつ「より、パーソナルなところを撮れるのが強み」と続けた。
加藤は「走ってるシーンが印象的」と撮影を振り返った。カエデが走るシーンは、加藤が走る横をカメラマンがiPhone15Proを手持ちで並走しながら撮っている。「いつもは車と一緒に走る。今回はカメラマンさんが全力で走って…あんなに手ぶれせず、こんなことができるんだと驚きました」と、感嘆の声を上げた。本編を見た感想を聞かれると「見入ってしまった。撮影したのに、これ、iPhoneなんだと驚きがあった」と驚きを口にした。
三池監督は「機能もそうなんですけど、ドローンにバーッと乗せたり、これだけ、むちゃな撮影していて故障0。1台も壊さずお返しできた」と笑った。また「デジタルだから、ノイズが走るんだけど、0。後で振動を足したり」とも語った。
賀来は「誰でも撮れることが、いよいよ証明された。お子さんがとんでもない作品を撮る時代になるんだろうな、という確信が持てた」と、iPhone15Proの性能に太鼓判を押した。自身は、日常生活でどのように活用しているかと聞かれると「シネマティックモードで、子どもの生態を撮るのにはまっています。僕なんかでも、良い感じの画が撮れちゃう。全然、いけてますよ。おすすめです」と笑みを浮かべた。



