俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時)第8話が15日、放送される。第8話の放送に先駆け、第9話には女優円井わん(26)、櫻坂46の守屋麗奈(24)の出演が決定した。

円井が演じるのは、EBSテレビで働く渚(仲里依紗)の後輩・杉山ひろ美。社内報のワーキングママ特集で取材を受けた渚の発言が、自分に対するアウティングだと市郎(阿部サダヲ)の元へ相談にやって来る。渚からのマタハラ被害を訴える杉山によって、渚は思わぬ窮地に陥ることに。映画やドラマなど多岐にわたって活躍している円井だが、TBSドラマへの出演は本作が初。円井演じる杉山が物語をどのように動かすのか、注目が集まる。

守屋が演じるのは、秋津(磯村勇斗)が社内モニターとして登録しているマッチングアプリで知り合う女性・矢野恭子。秋津とは考え方や属性が同じということでマッチングし、意気投合する。人を好きになったことがない秋津にとって初めての恋の相手!? 秋津と矢野はどうなるのか。

本作と同じく脚本・宮藤官九郎とプロデューサー・磯山晶がタッグを組んだ配信ドラマ「離婚しようよ」(Netflix)での妊婦役が反響を呼んだ守屋だが、なんと本作が民放ドラマ初出演となる。

本作の出演にあたり守屋は「世間的にもすごく話題になっているドラマで、私も見させていただいていますがすごく面白いです。まさか自分が出させていただけるとは思っていなかったのですごくうれしいです! すごく緊張しているんですけど頑張りたいと思います!」とコメント。守屋演じる矢野と秋津の恋にも注目だ。

▼第8話あらすじ

令和へタイムスリップしたムッチ先輩(磯村勇斗)は、息子である秋津(磯村勇斗)と対面していた。そこで、純子(河合優実)が入れ違いで昭和に帰ったことを知ったムッチ先輩は「未来に来た意味がない」と騒ぎだすが、井上(三宅弘城)から“ある話”を聞くと突然パニックになる。

同じ頃、市郎(阿部サダヲ)のもとには、過去に起こした不倫スキャンダルによって閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談に来る。復帰の目処が立っていたにもかかわらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで白紙に戻されてしまったという。市郎は渚(仲里依紗)も交え、倉持の復帰を栗田とその部下・瓜生(板倉俊之)に直談判。そしてようやく倉持のアナウンサー復帰が実現するが、世間の目はあまりにも厳しく…。

今作は阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。