元自民党衆議院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)が20日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。

18日までの政治倫理審査会では実態解明につながず、野党からは派閥の事務総長経験者など6人について、証人喚問を行うよう要求がされているが、偽証罪に問われる可能性のある証人喚問について聞いた。

若狭氏は「与野党の議員の数で決めることなので、自民党が多数を占めている以上はそんな簡単に証人喚問が決まるということはない」と証人喚問の実施の可能性の低さを示唆した。

ただし、自民党内にうずまく安倍派議員の意見の食い違いに不満の声は低くなく「自民党の中でも国民の声を受けて、証人喚問をしたほうがいいことだとする」という動きがあり「野党側の要求に応じるという人が出てくるかもしれない。若干、与野党の協議が今後、重なると思います」と話した。

偽証罪の重みについて若氏は「結論的には、偽証罪に問われると言っても問われる可能性はほぼない」と話した。さらに「これは自分の記憶に反して客観的にウソを言うと偽証罪に問われる、偽証罪になるんですけれども、実際に、自分の記憶がどうだったのか、ということを推し量って、そこをずっと調べると言うことはなかなか難しい」とした。

結論として「偽証罪があるから本当のことをいうはずだ、いうのは大きな夢物語だと思う」と語った。