とんねるず木梨憲武(61)と奈緒(29)がダブル主演を務めるカンテレ制作フジテレビ系「春になったら」(月曜午後10時)の最終話が25日に放送された(以降、ネタバレあり)。

雅彦(木梨憲武)は瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)の結婚式を無事終えた。そして画面が切り替わり、瞳が喪服を着ていることで、雅彦が亡くなっていることが分かった。そして、SNSで人気が沸騰した、かずまるくんこと一磨がテレビ出演を果たす。その場面に瞳は、雅彦の遺影を引っ張り出す。

X(旧ツイッター)では「最初から最後まで泣きっぱなしだった こんなにあったかくなるドラマ久々に見た」「桜を眺めた時のお父さんの瞳ウルウルな笑顔最高でした 最後は元気なお姿で 笑顔で泣いちゃう」「このドラマを企画してくれて、この面子をキャスティングしてくれて、演者さんたちも引き受けてくれて、温かい質感の映像で撮ってくれて、素晴らしい音楽をつけてくれて、本当にありがとうございます」「本当に優しくて暖かくて大好きなドラマ。月曜寂しくなる」などと書き込まれていた。

木梨が連ドラ主演を務めるのは99年の同局系「小市民ケーン」以来、24年ぶり。奈緒演じる3カ月後に結婚する娘、木梨演じる3カ月後にこの世を去る父の家族愛を描いたホームドラマ。母を亡くし、反発しながらも支え合ってきた父娘が、残された時間でやりたいことをやりつくす姿を描いた。

▼最終話あらすじ 3月25日。瞳と一馬の結婚式当日、椎名家には朝からまき(筒井真理子)と阿波野(光石研)がやって来て、雅彦(木梨憲武)が新婦の父として瞳の隣に立てるよう、万全のサポート体制を整える。そんななか、瞳はなぜか雅彦の目をかいくぐるようにして、一足先に式の会場へ。慌ただしく出て行く瞳に、雅彦は一抹の寂しさを覚えながらも、妻・佳乃(森カンナ)の写真に「行ってくるからな」と伝え、まきと阿波野に支えられながら家の外へ。その後、雅彦が目にしたのは-。

瞳から愛する父へ贈る最後のプレゼント。瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)が心をこめて作り上げた一世一代の結婚式の行方は果たして。

父と娘、そしてその周囲を囲む全員でかけぬけた、笑顔と涙が凝縮された、かけがえのない3カ月。迎える春になったら、この親子は、みんなは、どんな日常を過ごしているだろうかー。