キャスターの辛坊治郎氏が29日までにX(旧ツイッター)を更新。ダウンタウン松本人志(60)が「週刊文春」側に対して起こした訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁で開かれた件に言及した。

28日に行われた口頭弁論に松本は姿を見せず、双方の代理人弁護士が準備書面などを提出し、約5分弱で終了。松本側が、報道記事内で出た性行為を強要されたと訴えた「A子」「B子」の女性2人らの特定を要望していることなどが明らかとなった。

辛坊氏は、文藝春秋側の喜田村洋一弁護士が口頭弁論後の取材に応じ、松本側の要求について、報道内容にあるような行為を行っていないのであれば女性2人の個人情報を知る必要はないとの考えを示した報道記事を貼り付け、「こんな主張が罷り通るなら、週刊誌はどんな嘘でもつけてしまう!」と私見を述べた。

続く投稿では「ちなみに日本では、週刊誌に限らず、新聞もテレビも匿名を多用しすぎる」と指摘。「アメリカでも極めて稀に匿名の証言者を使うことはあるが、その際には、幹部で基幹情報を共有して裁判に備えるなど、とても厳しい社内規定を作っている」と米国メディアにおける報道姿勢について解説し、「日本のメディアが信頼されないのは、こんなところにも原因があるのだ」とした。

また、「近年はNHKのニュースでさえ、モザイク証言が多発する。これはもはやニュースとは言えない」とバッサリ。「情報源の秘匿のためには、『情報の受け手』が真実性を確認出来る事実の積み重ねによって、信頼を獲得しなくてはいけないのだ」と説明し、「ちなみに私は大学でメディア論を20年以上教えて来たが、言いたいことは実はシンプル。『日頃から嘘ばかりついてる週刊誌が《情報源の秘匿だと?笑わすんじゃないよ!』って事さ」とつづった。