歌手さくらまや(25)が8日、東京・千代田区の日本武道館で行われた日本大学の入学式に出席した。「大学院総合社会情報研究科」の通信で学ぶ。

式典終了後に会見をしたさくらは「7年前に日本大学(法学部)に入学した時の気持ちを思い出しました。懐かしいのと、これからの勉学に向けてのワクワクとが混じり合った気持ちです。桜も満開でうれしい」と笑顔を見せた。

今後も歌手を続けながら、大学院の修士課程(2年)後の博士課程(3年)までも視野に入れている。「先生になるのも夢で、研究職に就くのも夢。歌手は続けますが、何かを後の世代に残したいとの野望もあります」と力強い。

10歳で歌手デビューしたさくらは日大で学んだ4年間がすごく楽しかったという。「生涯の友人ができたし、尊敬のできる教授とも出会えた。人生でつまずいた時に、相談のできる環境ができてぜいたくだと思います」。

通信制とはいえスクーリングもあり、前期だけで通常の授業のほかに10本のリポートを提出する必要があるという。「すごく大変だけど頑張りたい。夢がある人は諦めてはいけないという、先陣を切った思いです」と話した。これからは歌手と学問の二刀流に全力投球していく。

大学院生になっての初仕事が20日の千葉県・四街道市文化センターでのコンサート。ここでファンに大学院合格を生報告する。