米俳優ウィル・スミス(55)が14日、米ロサンゼルス郊外の砂漠地帯インディオで行われた世界最大規模の野外音楽フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル」にサプライズ登場。1997年公開の大ヒット映画「メン・イン・ブラック」で自身が演じたキャラクターに扮(ふん)してパフォーマンスを行い、観客をわかせた。

宇宙人をテーマにしたステージで行っていたコロンビア出身の歌手J.バルヴィンのパフォーマンスで、スミスは映画でおなじみの黒のスーツとサングラスを身に着け登場。エイリアンの巨大な顔のセットを前に主題歌「メン・イン・ブラック」を熱唱し、ファンを驚かせた。

報道によると、スミスは緑のエイリアンに扮したダンサーたちを従え、オリジナルのミュージックビデオのダンスも披露し、映画の世界感を再現して会場を沸かせたという。

2022年のアカデミー賞授賞式で、プレゼンテーターだったコメディアンのクリス・ロックを平手打ちするビンタ騒動を起こして謹慎中だったスミスは、俳優マーティン・ローレンスと共演する自身の大ヒット映画「バッドボーイズ」シリーズ最新作の公開を控えており、エンタメ界復帰を予定している。

コーチェラのパフォーマンスを見たファンからは、「私生活で何が起ころうとも、彼がレジェンドでなくなることはない」とエールが送られている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)